日ナレのオーディション内容&合格通知が来るまで(30歳/男性)

私は30歳の福岡県出身の男性です。

小学校から大学まで一貫して演劇部にて演劇の勉強をしていたこと、また小学校の頃から洋画に興味を持っており、大学卒業のタイミングで一般就職も考えましたが、一度声優養成所に通い、洋画の吹き替えができるような声優になりたいと思い、1年間のアルバイト生活を経て上京し、声優養成所へ通うこととしました。

声優養成所には81ACTOR’S STUDIO青二塾等の複数の学校がありますが、私が選んだのは日本ナレーション演技研究所(通称日ナレ)です。

やはり業界最大手の声優輩出実績(藤田咲さんや梶裕貴さん、斎藤千和さん等々)やグループプロダクションとしての強いつながりがあるため、まずはここを選んでみて、駄目であればそのほかの養成所を選ぼうと考えました。

また、授業についても週に1回3時間からといった形で上京してバイトを兼務しないといけない私にとっていちばん都合がいい形態だったのも選んだ理由です。

入所にあたっては筆記試験、面接の2種類の試験を受験する必要があります。

一つ目の筆記試験については、正直大卒(私文Marchレベル)であれば全く問題がないレベルの試験です。あくまで筆記試験の意図としては、台本をよむことが出来ると言った最低限の日本語能力を試しているもので、ここで差をつけるものではないと感じました。

二つ目の面接が本番だと思います。まずは自己PRを1分かからない程度で要求されるため、事前に話すネタを準備しておくべきだと思います。

ただし、ここも基本的には全員準備して迎えるので差はつかないと思います。つぎの質疑応答が本番だと思ってください。

事前対策が不可なので、ここはひごろからのコミュニケーション能力を試されている場だとおもいます。(やはりここで大きく差がついた印象はあります。)

合格通知はオーディションから2週間程度で到来しました。

そこから私は週に1回のコース(入学料20万、月謝10万)を受けたのですが、正直演技力といったことよりも歌唱力やステージングといったアイドル的な要素を強く求められるものでした。

講師にも声優界ではまいなーですが聞いたことのある方もいらっしゃいましたが、どちらかというとアニメ系のアイドル声優を輩出しようという印象をもつレッスンが多かったです。

最終的に無事にそつぎょうすることが出来ましたが、求めていた洋画吹き替えの声優とは養成所の理念が違っており、現在はべつの養成所に通っています。みなさんも声優と言っても自分がどのような声優になりたいかを見定めて、養成所を選んでください。

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